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診療内容 口内炎・ドライマウス

口内炎について

口内炎イメージ

 口内炎には、痛みを伴い小潰瘍を形成する再発性アフタ、白線とびらんが混じった扁平苔癬、粘膜の下に唾液がたまってできる粘液腫などがあります。
 原因として疲労や精神的ストレス、咬み傷、ウイルスや口腔常在菌によるアレルギーなどがあげられます。

意外に多いカンジダ菌(カビの一種)による影響

以前より、免疫力が低下した場合や老人の方などに、カビの一種であるカンジダ菌によって、白い膜状の病変が口の中にできることが広く知られていました。(偽膜性カンジダ症)。しかし近年、従来から知られている病変だけでなく、口角炎や舌、口の中の粘膜の痛みやヒリヒリ感、ネバネバ感などに対し、もっと幅ひろくカンジダ真菌が影響していることがわかってきました。このような場合、普通の口内炎のようにステロイド軟膏を使用してしまうと、悪化してしまい、むしろ禁忌となります。抗真菌剤の投与が必要ですが、専門医による適切な診断と治療が重要となります。

ドライマウス(口腔乾燥症)

ドライマウスイメージ

 ドライマウスは唾液が少なくなるために口の中がネバついたり、粘膜が傷つきやすくなり、会話や食事がしづらくなる病気です。唾液の大切な働きのひとつに口の中の汚れを洗い流す作用(自浄作用)があります。これが低下すると、虫歯、歯周病、口内炎が起こりやすくなるだけでなく、先述のカンジダ真菌が増殖しやすくなり、さまざまな不快症状の原因となります。
 ドライマウスにドライアイ(目の乾燥)を併発しているときは、シェーグレン症候群(リウマチのような膠原病の一種)という病気の場合があります。国内には50万人いると推定されており、ドライマウスの患者さんの一部はこの病気の場合があります。またリウマチとの併発も多くみられます。確定診断を得るためには、口腔外科で口唇腺の生検(下唇を1cm位浅く切開し、米粒状の小唾液腺を数個摘出する小手術)が必要になります。当院では、この検査にも対応しています。必要があれば、内科、眼科などと連携して治療にあたります。

口内炎・ドライマウス治療方法

生活様式の改善、口腔清掃や虫歯、歯周病の治療など一般的な口腔状態の改善、原因に応じて抗ウイルス薬や抗真菌薬、ステロイド薬の投与、アレルギーとなっている歯科用金属の除去を行います。またドライマウスやシェーグレン症候群の場合には上記の一般的な口腔状態の改善に加え、唾液腺マッサージの指導、筋機能訓練、口腔湿潤剤の使用、適応があれば口腔乾燥状態改善薬(サリグレン)の内服投与を行います。